住宅プラン作成アドバイス
生活動線を考慮したプランを
住宅のプランを考える上で重要な事は、生活動線の良いプランにする事です。
生活動線とは、普段生活をしている時に通る道筋の事を言います。
例えば、朝起きてトイレに行き、顔を洗い、歯を磨き、服を着替え...等々の順序通りの行動を毎朝する人がいるとします。
その時の行動順序通りに平面プランに線で書き込むのです。
出来れば同じ時間に行動する家族の生活動線も書き込んで下さい。
すると良い生活動線のプランと悪い生活動線のプランがよくわかります。
良い生活動線の平面プランは、書き込んだ線が効率よく書かれているのがわかるはずです。
また、悪い生活動線の平面プランでは、同じ所を行ったり来たりしたり、家族との動線が絡みまわったりしているはずです。
この生活動線は、家族の生活動線と、来客者の動線を出来るだけ交わらないようにすることも望まれます。
お客さんが玄関にいてる時に、お風呂上りのパジャマ姿でお客さんの前を通りたくないですよね。
設計事務所や工務店の設計者に平面プランを依頼しても、きちんと生活動線も考慮して計画してくれますが、一般的な考えのプランになっていることが多いです。
しかし、生活動線に正解はなく、どの部分を優先させるかによっても変わります。
一番大切なのは、実際に住む人が生活しやすいかどうかなのです。ですので、どんどん設計者に注文を出しましょう。
自分が住む家なのですから遠慮はいりません。まして相手は建築のプロなのです。(なかにはこの人ほんとに建築知ってるの?という人もいますが)
もしこちらが言っているのが、構造上無理であるとかの場合はきちんと言ってくれるはずですし、こちらから提案する事で、もっといいアイデアをだしてくれるかも知れません。
*ワンポイントアドバイス
遠慮せずにプランの段階で自分の意見を言いましょう