住宅完成までの流れ(1)

住宅着工までの流れ

住宅完成までにはたくさんの工程が必要で、着工するまでにも色々な工程や作業等が必要になります。

住宅着工までの流れは、会社によって違いますが
1.プランニング
2.仕様の決定
3.値段の決定
4.建築確認申請
5.実施設計
等が最低限必要です。

1のプランニングは、住宅の場合、かなり時間を掛けてじっくりと考えなくてはなりません。
実際に着工すると簡単には設計変更が出来ないからです。
ある程度の変更であれば現場が始まってからでも対処出来ますが、大きな変更の場合は、建築確認申請の変更申請や変更によって生じる費用が最初から行うよりもかなり多く掛かってしまいます。

2の仕様の決定とは、
・どのようなキッチンを使うか?
・浴室はユニットバスにするのか?
・内装の壁はクロスにするのか?その場合の色は?
・外壁はどんな材料にするのか?
等々 実際に使用する商品や材料を決める事です。

同じ住宅でも、仕様により金額が全く変わってきますので、この時点できっちりと決めておかないと施行業者と揉める原因になりますので注意して下さい。
実際に、お施主さんの考えていた商品と施工会社が取り付けた商品に食い違いがある事は結構ありますので、打合せをした内容を文書にして保管する事をおすすめします。
また、内装材や屋根材、外装材、キッチン、洗面化粧台、ユニットバス、トイレ等は、メーカーのショールームに行けば実際の商品を見る事が出来ますので時間があれば行ってみて下さい。
この頃は規模の大きいショールームもあり一日中楽しめます。
ただ、ひとつ気を付けないといけないのは、ショールームには、手頃な価格帯の商品から最高級の商品まで置いてありますので最初に考えていた商品よりも高い商品を選んでしまう傾向があります。予算内で収まるように注意して商品を見るようにして下さい。
特に主婦の方はショールームに行くと必ずといっていいほどキッチンのグレードがアップします。

3の値段の決定はおそらく大抵の方の最重要な項目のはずです。
金額を決定して契約をする場合に気を付けたい事は、契約した金額の他に必要な費用があるのかどうかです。大抵の住宅メーカーでは外構の費用は含んでいない事が多いのできちんと契約する前に聞きましょう。
また税金等も掛かってきますので、10%ぐらいは余分にお金を用意しておいたほうが無難です。
4の建築確認申請は目安として木造2階建で7日、3階建で21日以内に申請が下りてきますので、その後に着工になります。
5の実施設計とは、プラン(基本設計)を実際に工事をおこなうための詳細図面を作成する事です。住宅会社によっては作成しない会社もあります。

*ワンポイントアドバイス
仕様及び金額をきちんと決めてから着工しましょう。見切り着工は後で揉めたり施行ミスが起きる可能性があり危険です


次ページ(住宅完成までの流れ(2))
一級建築士による住宅取得アドバイス

一級建築士による住宅取得アドバイス 土地の取得・購入のアドバイス 建設業者の選定アドバイス 設計事務所に現場監理を 住宅プラン作成アドバイス 住宅完成までの流れ(1) 住宅完成までの流れ(2) 新築マンション購入アドバイス 中古住宅購入アドバイス リンク集

建築士試験対策 参考書 過去問題集

「欠陥住宅」をつかまない155の知恵―「建築検査歴600件」のプロが教える「対業者」交渉術 マイホームを欠陥住宅にさせないチェックブック―建築記念アルバム
・建築関係の相談は、当方のブログ
一級建築士のアドバイスにてお願い致します。